近江商人の町「近江八幡」② [滋賀]
暫くブログから離れておりました。
皆さんのところにも訪問も出来ませんでした。
やっと時間が出来てきましたので、続きを書きたいと思います。
ところで皆さん、台風18号の影響は無かったですか?
私の地域には加古川という川があり、危険水域まできて一部地域は避難勧告がありましたが、幸いにも被害はありませんでした。
被害にあわれた方は、一刻も早く復旧されることを願っております。
青春18きっぷを使った、妻との二人旅の続きです。
「近江八幡市立 かわらミュージアム」は、八幡瓦と八幡の歴史をテーマにしたミュージアムです。
「近江八幡観光パスポート」を使って、入館します。
本願寺八幡別院」の屋根葺き工事に伴い、京都深草より瓦工が移住したのが八幡瓦の起源とも言われています。
浄土真宗本願寺派の寺院である「本願寺八幡別院」はもとは織田信長の安土城下にあったが、羽柴(後の豊臣)秀次が八幡山城を築き安土の城下町を移転した際に建立されたとされています。
当時の瓦製造工場は全て「八幡掘」に沿っていたようです。
それは、舟で運搬するのが便利だったからのようです。
かわらミュージアムは、もともと瓦工場跡地に建っています。
建物自体が展示物となっているようです。
展示場順路の入り口で。
「瓦奏琴?」「瓦琴?」
「瓦琴(かわらきん)」です。
金属的な音といっても、鉄筋とも違う音色です。
「瓦奏琴(がそうきん)」。
八幡瓦の楽器です。
でも、叩き過ぎに注意しましょう!
割れてしまうそうです(笑)
常設展示室はカメラ撮影禁止なので、肝心な写真がありません。
常設展示場を後にして、別の展示場を回ります。
「鬼瓦 大相撲」
当時、人気のあった力士「横綱 阿武松」と「横綱 稲妻」だそうです。
展示室を出ると、通路の壁に何か貼っています。
言われるとおり窓の外を見ると…
屋根の先端に居るのが「織姫」。
奥の屋根の先端は「鯉」だそうです。
こちらは「彦星」です。
小さくて見えないですが、写真が貼っていました。
「彦星」が手を差し伸べた先、そこには…
「織姫」が居ます。
こう見れば判るのですが、建物の窓からは全然見えません(笑)
2階のギャラリースペースには…
「日本瓦」の紹介と…
「外国瓦」も紹介しています。
「八幡山ロープウェー」に向かいます。
「八幡山ロープウェー」乗り場の手前にある、「日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)」です。
八幡山の南麓にあり、千年以上の歴史のある神社です。
誉田別尊(ほんたわけのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、比売神(ひめかみ)の三神を祭神とする旧八幡町の総社で、近江商人の信仰を集めていたそうです。
日牟礼八幡宮の境内を抜けると直ぐに、「八幡山ロープウェー」の乗り場です。
所要時間は約4分ほどです。
八幡山は、豊臣秀次が築いた八幡城の城跡です。
本丸跡には村雲瑞龍寺が京都から移築されています。
これは「村雲瑞龍寺」の山門です。
「村雲瑞龍寺」は元々京都の日蓮宗の寺院でしたが、豊臣秀次の菩提寺であったことから昭和37年に移築されたそうです。
標高271.9mの八幡山からの見晴らしは良いです。
「近江八幡観光パスポート」買ってて良かったです。
古い町並みのつづく「新町通り」。
珍しい、飾り窓?です。
「旧西川家住宅」
屋号を大文字屋と称して、蚊帳や畳表を商いしていました。
3代目によって宝永3年に建てられ、昭和5年までつづきましたが、後継者が無いまま11代目が亡くなって約300年続いた西川家は終焉を迎えました。
西川家の家訓は「先義後利栄・好富施其徳」で、利益追求を後回しにしたことで商売繁盛となりました。
西川家の屋号は、「大文字屋」です。
庭に植えられた木々の周りには飛び石が巡らされ、地面には苔が生えています。
当時の近江商人の、隆盛ぶりを偲ぶことができます。
「郷土資料館」です。
元八幡警察署を利用していて、考古・民俗・文書などの資料が展示されています。
木の廊下です。
私の年代では、懐かしい気がします。
子どもの頃は、居間はこんな風だったな~
テレビの上の人形なんて、当たり前のように置いてありました(笑)
奥の「歴史民俗資料館」の裏庭には、民具や農具などが展示されています。
中央奥にはバイクがあります。
次は「旧伴家住宅」に入ってみます。
「旧伴家住宅」は明治時代になって小学校・役場・女学校と変遷しました。
また戦後は近江兄弟社図書館として使用され、後に近江八幡市立図書館となりって、現在は資料館の一部となっています。
山車「左義長」の飾りの部分「ダシ」です。
毎年3月にある、「左義長まつり」で使われるそうです。
疲れてきたので、何処かで休憩しようと思っていると…
猫さんが、客引きをしている(ように見えた)お店を見つけました。
「町家Cafe NONNO(カフェ ノンノ)」さん。
2010年3月にオープンされたので、まだまだ新しいお店です。
私たちをこの店に導いたこの猫、先程私たちが立ち寄った市立資料館前で迷っていたのを、お店の方が保護して店で飼っているうちに人気者になったそうです。
妻はねこの手の形をした手作りパンを頼みました。
おてての中には、それぞれ違った詰め物が入っていて、それぞれどんな味がするのか楽しんでおります。
私はアイスとケーキのセットです。
どうも猫さん、お腹が空いたようで、店主さんに食べ物をねだっております(笑)
100年の古民家を再生したお店は、気さくな店主と何だか気になる猫のいる懐かしくとも思える町家Cafe でした。
ちょっと足を伸ばして、長浜までやってきました。
長浜は豐臣秀吉、当時は羽柴秀吉が初めて城持ち大名となって開いた城下町で、北国街道の宿場としても栄えたところです。
目的は黒壁観光です。
私は何度か訪れていますが、妻が行ったことないというので来てみました。
味のあるポスターです。
黒壁の町並み地域は、駅から近くです。
駅前通から北国街道に入ります。
北国街道は中山道鳥居本宿(現在の滋賀県彦根市鳥居本町)を起点として、近江と北陸を結ぶ重要な街道で、ここ長浜は北国街道の宿場町として栄えた町です。
この先に「黒壁スクエア」があります。
浄琳寺の太鼓楼です。
大手門通り入り口のアーケードには、「長浜曳山まつり」の子ども歌舞伎が大きく飾られています。
界隈を散策した後は、お土産を買って帰るだけです。
近江牛まん本舗さんの「近江牛まん」と…
「チーズ入り近江牛まん」です。
青春18きっぷの旅は、これにておしまい!!
ふ~っ
やっと書き終えた…(;^_^A
皆さんのところにも訪問も出来ませんでした。
やっと時間が出来てきましたので、続きを書きたいと思います。
ところで皆さん、台風18号の影響は無かったですか?
私の地域には加古川という川があり、危険水域まできて一部地域は避難勧告がありましたが、幸いにも被害はありませんでした。
被害にあわれた方は、一刻も早く復旧されることを願っております。
青春18きっぷを使った、妻との二人旅の続きです。
「近江八幡市立 かわらミュージアム」は、八幡瓦と八幡の歴史をテーマにしたミュージアムです。
「近江八幡観光パスポート」を使って、入館します。
本願寺八幡別院」の屋根葺き工事に伴い、京都深草より瓦工が移住したのが八幡瓦の起源とも言われています。
浄土真宗本願寺派の寺院である「本願寺八幡別院」はもとは織田信長の安土城下にあったが、羽柴(後の豊臣)秀次が八幡山城を築き安土の城下町を移転した際に建立されたとされています。
当時の瓦製造工場は全て「八幡掘」に沿っていたようです。
それは、舟で運搬するのが便利だったからのようです。
かわらミュージアムは、もともと瓦工場跡地に建っています。
建物自体が展示物となっているようです。
展示場順路の入り口で。
「瓦奏琴?」「瓦琴?」
「瓦琴(かわらきん)」です。
金属的な音といっても、鉄筋とも違う音色です。
「瓦奏琴(がそうきん)」。
八幡瓦の楽器です。
でも、叩き過ぎに注意しましょう!
割れてしまうそうです(笑)
常設展示室はカメラ撮影禁止なので、肝心な写真がありません。
常設展示場を後にして、別の展示場を回ります。
「鬼瓦 大相撲」
当時、人気のあった力士「横綱 阿武松」と「横綱 稲妻」だそうです。
展示室を出ると、通路の壁に何か貼っています。
言われるとおり窓の外を見ると…
屋根の先端に居るのが「織姫」。
奥の屋根の先端は「鯉」だそうです。
こちらは「彦星」です。
小さくて見えないですが、写真が貼っていました。
「彦星」が手を差し伸べた先、そこには…
「織姫」が居ます。
こう見れば判るのですが、建物の窓からは全然見えません(笑)
2階のギャラリースペースには…
「日本瓦」の紹介と…
「外国瓦」も紹介しています。
「八幡山ロープウェー」に向かいます。
「八幡山ロープウェー」乗り場の手前にある、「日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)」です。
八幡山の南麓にあり、千年以上の歴史のある神社です。
誉田別尊(ほんたわけのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、比売神(ひめかみ)の三神を祭神とする旧八幡町の総社で、近江商人の信仰を集めていたそうです。
日牟礼八幡宮の境内を抜けると直ぐに、「八幡山ロープウェー」の乗り場です。
所要時間は約4分ほどです。
八幡山は、豊臣秀次が築いた八幡城の城跡です。
本丸跡には村雲瑞龍寺が京都から移築されています。
これは「村雲瑞龍寺」の山門です。
「村雲瑞龍寺」は元々京都の日蓮宗の寺院でしたが、豊臣秀次の菩提寺であったことから昭和37年に移築されたそうです。
標高271.9mの八幡山からの見晴らしは良いです。
「近江八幡観光パスポート」買ってて良かったです。
古い町並みのつづく「新町通り」。
珍しい、飾り窓?です。
「旧西川家住宅」
屋号を大文字屋と称して、蚊帳や畳表を商いしていました。
3代目によって宝永3年に建てられ、昭和5年までつづきましたが、後継者が無いまま11代目が亡くなって約300年続いた西川家は終焉を迎えました。
西川家の家訓は「先義後利栄・好富施其徳」で、利益追求を後回しにしたことで商売繁盛となりました。
西川家の屋号は、「大文字屋」です。
庭に植えられた木々の周りには飛び石が巡らされ、地面には苔が生えています。
当時の近江商人の、隆盛ぶりを偲ぶことができます。
「郷土資料館」です。
元八幡警察署を利用していて、考古・民俗・文書などの資料が展示されています。
木の廊下です。
私の年代では、懐かしい気がします。
子どもの頃は、居間はこんな風だったな~
テレビの上の人形なんて、当たり前のように置いてありました(笑)
奥の「歴史民俗資料館」の裏庭には、民具や農具などが展示されています。
中央奥にはバイクがあります。
次は「旧伴家住宅」に入ってみます。
「旧伴家住宅」は明治時代になって小学校・役場・女学校と変遷しました。
また戦後は近江兄弟社図書館として使用され、後に近江八幡市立図書館となりって、現在は資料館の一部となっています。
山車「左義長」の飾りの部分「ダシ」です。
毎年3月にある、「左義長まつり」で使われるそうです。
疲れてきたので、何処かで休憩しようと思っていると…
猫さんが、客引きをしている(ように見えた)お店を見つけました。
「町家Cafe NONNO(カフェ ノンノ)」さん。
2010年3月にオープンされたので、まだまだ新しいお店です。
私たちをこの店に導いたこの猫、先程私たちが立ち寄った市立資料館前で迷っていたのを、お店の方が保護して店で飼っているうちに人気者になったそうです。
妻はねこの手の形をした手作りパンを頼みました。
おてての中には、それぞれ違った詰め物が入っていて、それぞれどんな味がするのか楽しんでおります。
私はアイスとケーキのセットです。
どうも猫さん、お腹が空いたようで、店主さんに食べ物をねだっております(笑)
100年の古民家を再生したお店は、気さくな店主と何だか気になる猫のいる懐かしくとも思える町家Cafe でした。
ちょっと足を伸ばして、長浜までやってきました。
長浜は豐臣秀吉、当時は羽柴秀吉が初めて城持ち大名となって開いた城下町で、北国街道の宿場としても栄えたところです。
目的は黒壁観光です。
私は何度か訪れていますが、妻が行ったことないというので来てみました。
味のあるポスターです。
黒壁の町並み地域は、駅から近くです。
駅前通から北国街道に入ります。
北国街道は中山道鳥居本宿(現在の滋賀県彦根市鳥居本町)を起点として、近江と北陸を結ぶ重要な街道で、ここ長浜は北国街道の宿場町として栄えた町です。
この先に「黒壁スクエア」があります。
浄琳寺の太鼓楼です。
大手門通り入り口のアーケードには、「長浜曳山まつり」の子ども歌舞伎が大きく飾られています。
界隈を散策した後は、お土産を買って帰るだけです。
近江牛まん本舗さんの「近江牛まん」と…
「チーズ入り近江牛まん」です。
青春18きっぷの旅は、これにておしまい!!
ふ~っ
やっと書き終えた…(;^_^A
雰囲気のあるステキな街並ですよね〜♪^^
いつも横を通るだけ〜
一度ゆっくり歩いてみたいです。^^
by hatumi30331 (2013-09-22 07:06)
男同士の18きっぷ自転車旅の日記はよく見かけましたけど、奥様との電車二人旅もいいですね。
きっと男同士の旅とは見るところが違ってきますよね。
by こーじ (2013-09-22 20:37)
僕たちが行った時はあまり時間がなかったので、ここまでゆっくり近江八幡をまわる事は出来ませんでした!!(笑)
特にランチがどこもいっぱいで入れなかったのは悔やまれます・・・!!(笑)
こうして見ると、何度も行ってみたくなる街ですねー!!(笑)
by yosshu0715 (2013-09-22 22:47)
風情のある街並をのんびりと散策も良いですね。
日本の家屋には瓦が欠かせませんね。
by koni (2013-09-24 07:08)
古い町並みには風情が漂っていますね^^
古民家を改造されたお店の、
かんばんネコチャン ちょっと怖い感じ(笑)
by yu-papa (2013-09-25 08:42)
近江八幡、ボート仲間の住む街です。
いつか訪れてみたいなぁと
思っていたので、街の様子を
知ることが出来てよかったです♡
ありがとうございます。
牛まんに目がいくっ・・・!笑
ねね
by 今造ROWINGTEAM (2013-09-26 08:42)