八朔のひなまつり① [たつの]
2013年8月25日(sun)
「八朔のひなまつり」
八朔とは旧暦8月1日のことで、古くから重要な節日でした。
八朔節供とかタノミの節供などといわれ、さまざまな行事が行われました。
瀬戸内海地域では、米の粉で人形、動物、野菜などの形をつくる風習がありました。
ところによっては、これらの人形を八朔雛と呼び、あたかも3月雛のように催し、子どもの成長を願いました。
室津では、八朔にひな祭りを行うのは室山城の落城という悲しい出来事が背景にあるといわれています。
それは「室津追考記」によると、永禄9年(1566)1月11日、室山城主浦上正宗の弟の宗景の結婚式の夜に、かねてより対立関係にあった龍野城主赤松政秀の急襲にあい、花嫁は奮闘むなしく討ち死にし、正宗は自害したとあります。
室津の人々はこの悲劇をかなしみ、非業の死を遂げた花嫁の鎮魂のために3月3日ではなく、半年おくれの八朔にひな祭りを延長したといいます。
~「八朔ひなまつり」観光パンフレットより~
各地で異常なほどの雨が降る中、大阪の町中でも水が溢れています。
JRも大阪-神戸の東辺りまで運休になっていましたが、午後になると朝方の豪雨も去り、陽射しが出てきました。
昨日も雨で予定していた自転車ツーリングは中止。
折角の休みなので、妻と出掛けることに。
何処に行こうかとインターネットでイベント情報を検索すると、室津で面白そうなイベントが開かれているようです。
室津は播磨灘に面する漁港で、「播磨風土記」に「風を防ぐこと室のごとし」と名前の由来が書かれています。
室津の町は古い町並みが残っています。
何度か自転車で訪れたこともあるところです。
訪れたのは「室津海駅館」。
室津海駅館は、江戸末期から明治中頃まで「嶋屋」という屋号で廻船業で富をなした豪商の建物です。
軒の低い切妻平入りの2階建てで、間口に格子をはめて室津の町屋の特色が残っています。
雛人形が飾られています。
粘土工芸「人形たち展 -お夏・清十郎幻想」が展示されています。
「お夏・清十郎」です。
何故「お夏・清十郎」かは後ほど。
たつのと言えば「赤とんぼ」です。
「鶴の恩返し」もあります。
室津海駅館の見学の後は、イベントスタートです。
普段は町並みを散策するだけですが、今日は「八朔のひなまつり」。
番号の書いた旗が架かっている家では、雛壇が飾っているそうです。
その雛壇を、今日は見せていただけるそうです。
ではでは、どんな雛壇が飾られているのでしょうね。
つづきます…
「八朔のひなまつり」
八朔とは旧暦8月1日のことで、古くから重要な節日でした。
八朔節供とかタノミの節供などといわれ、さまざまな行事が行われました。
瀬戸内海地域では、米の粉で人形、動物、野菜などの形をつくる風習がありました。
ところによっては、これらの人形を八朔雛と呼び、あたかも3月雛のように催し、子どもの成長を願いました。
室津では、八朔にひな祭りを行うのは室山城の落城という悲しい出来事が背景にあるといわれています。
それは「室津追考記」によると、永禄9年(1566)1月11日、室山城主浦上正宗の弟の宗景の結婚式の夜に、かねてより対立関係にあった龍野城主赤松政秀の急襲にあい、花嫁は奮闘むなしく討ち死にし、正宗は自害したとあります。
室津の人々はこの悲劇をかなしみ、非業の死を遂げた花嫁の鎮魂のために3月3日ではなく、半年おくれの八朔にひな祭りを延長したといいます。
~「八朔ひなまつり」観光パンフレットより~
各地で異常なほどの雨が降る中、大阪の町中でも水が溢れています。
JRも大阪-神戸の東辺りまで運休になっていましたが、午後になると朝方の豪雨も去り、陽射しが出てきました。
昨日も雨で予定していた自転車ツーリングは中止。
折角の休みなので、妻と出掛けることに。
何処に行こうかとインターネットでイベント情報を検索すると、室津で面白そうなイベントが開かれているようです。
室津は播磨灘に面する漁港で、「播磨風土記」に「風を防ぐこと室のごとし」と名前の由来が書かれています。
室津の町は古い町並みが残っています。
何度か自転車で訪れたこともあるところです。
訪れたのは「室津海駅館」。
室津海駅館は、江戸末期から明治中頃まで「嶋屋」という屋号で廻船業で富をなした豪商の建物です。
軒の低い切妻平入りの2階建てで、間口に格子をはめて室津の町屋の特色が残っています。
雛人形が飾られています。
粘土工芸「人形たち展 -お夏・清十郎幻想」が展示されています。
「お夏・清十郎」です。
何故「お夏・清十郎」かは後ほど。
たつのと言えば「赤とんぼ」です。
「鶴の恩返し」もあります。
室津海駅館の見学の後は、イベントスタートです。
普段は町並みを散策するだけですが、今日は「八朔のひなまつり」。
番号の書いた旗が架かっている家では、雛壇が飾っているそうです。
その雛壇を、今日は見せていただけるそうです。
ではでは、どんな雛壇が飾られているのでしょうね。
つづきます…
2013-08-26 00:40
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コメント(10)
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知らんかったよ〜
行ってみたくなる所やね。
急に秋・・・・??
雨も降り続いてるし・・・・
体調管理に気を付けようね。^^
by hatumi30331 (2013-08-26 08:02)
室津の古い町並みはいつ行っても良いですね。
八月に雛祭りですか・・・町それぞれの歴史や風習があるんですね。
by koni (2013-08-26 08:18)
八朔のひな祭り・・・
なんとも趣のあるイベントですね・・!!
もの凄く続きが気になります!!(笑)
by yosshu0715 (2013-08-26 11:19)
人形のひとつひとつが精巧でドラマの
いちシーンのようですね。八朔まつり
風情のあるいいお祭りですね(笑)。
by ため息の午後 (2013-08-26 21:40)
hatumiさん
涼しくなってきましたね~
ええ季節が来よりました(笑)
八朔のひな祭り、今週の日曜日までやってます。
機会があれば是非!
by charingo (2013-08-27 07:16)
koniさん
お互い室津には何度か訪れていますが、この祭りは知らなかったです。
舞鶴ツーリング、なんか週末も天気が怪しいですね~(´`:)
by charingo (2013-08-27 07:19)
yosshu0715さん
近くの道の駅みつには。播磨灘を望ながら休憩できるところもあり、ポタには良いところですよ。
室津の町の中にある賀茂神社には、自転車の御守りが売ってますよ!
by charingo (2013-08-27 07:29)
ため息の午後さん
漁港なんですが宿場町の風情もあり、良いところですよ。
八朔のひな祭りは私も初めて知ったのですが、各家庭に飾られた雛壇をみて回れるのも良いです。
最近物騒なのでなかなか他人を自由に家に入れないようになってきましたが、町ぐるみのこういう祭りは続けてほしいですね(笑)
by charingo (2013-08-27 07:36)
可愛らしいお雛様ですね(*^^*)町並みも素敵です!!
by kummy (2013-08-29 09:17)
kummyさん
8月にひな祭りを見れるとは思ってもいませんでした。
町並みを散策ながらの雛壇を見て回るのも。二重の楽しみがあります。
by charingo (2013-08-30 07:41)